ご利益は天下の廻りもの 錢洗弁財天

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ご利益は
天下の廻りもの
錢洗弁財天

 「ぜにあらいべんざいてん」って言う名前は一度聴いたら忘れられないですよね。
鎌倉は鶴岡八幡宮の参道である若宮大路以外は、狭い道、路地が多い街です。
 一方が海で後ろ三方が山で囲まれている地形は、平地が少ないと言うこともあるのでございましょう。 ここ錢洗弁天、正式な社号は「宇賀福神社」もちょっと山間に入ったところにございます。
 入り口からして狭い洞窟を抜けて入ると中で視界が開けるという、建築家のエントランスの設計技法にも似た憎いアプローチです。
やがて開けた境内は外界と一線を画した世界になっています。

 災害が多くあった平安時代末期源頼朝が、夢の中で「西北の地に湧きいずる霊水で神仏を供養しなさい。そうすれば天下泰平の世が訪れるであろう」とのお告げのとおりにこの地に泉を見つけました。
 社を建て神を祀り世の救済を祈願したところ、不思議なことに世の中が平穏に治まったことから、「この霊水で心身を清めると福を授かることができる」というのが始まりだそうです。
 それがいつしか今では「この霊水でお金を清めれば何倍にもなり子孫繁栄、商売繁盛になる」と発展してきました。
これが錢洗い信仰の始まりです。
 本社の蝋燭台で大きな蝋燭から火を分けてもらい、お線香と一緒に納めます。
その後に奥宮内の錢洗い場でザルにお金を入れ、洗い清めます。

0002.錢洗弁天2

 これであなたにも何倍にもなってお金が廻ってくるかもしれません。
おっとここで気を付けましょう。
 「天下の廻りもの」という言葉。
お金だけではなく全て人に廻すからこそ自分に廻ってかえってくる。
 欲に任せて己のところに留めておくと廻ってこなくなります。
ご利益があったらお礼参りは欠かさずに。
 他人への施しも忘れないで下さい。
またまた廻ってあなたのもとへ還ってくるでしょう。
 これこそ「天下の廻りもの」でございます。

0002.錢洗弁天3

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