しめ飾り 家じゅうを飾り付けるその意味は

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しめ飾り 家じゅうを飾り付けるその意味は

年の瀬の慌ただしさもひと段落するかのように、正月近くになると、玄関口や家の神棚などに「しめ飾り」をしますね。
そもそもはどのような意味があるのでしょう。
しめ飾りは門松と同様に、正月に年神様を迎えるための準備です。
神社などではしめ縄を張り巡らせて神聖な場所として示すのと同じように、自分の家が年神様を迎えるためにふさわしい神聖な場所ですよと示すために家じゅうにしめ縄を張ったのが始まりといわれています。
昔は「年男」(おおむね家長のこと)が家の中にしめ縄を飾る役割をになってきましたが、段々としめ飾りや輪飾りに簡略化された来ました。
しめ飾りは、しめ縄、ウラジロ、ユズリハ、ダイダイとセットになっており、それぞれに意味がございます。
ウラジロは常緑樹の葉であることから長寿を願うことと裏側も白いことから純粋さを表し、左右対称なので夫婦仲良くという意味を、ユズリハは新しい葉が出てから古い葉が落ちるので家系を絶やさないという願い、そしてダイダイは家が代々栄えるようにという願いを込めて正月の縁起物になりました。

【しめ飾りの扱い方】

ではその神聖なしめ飾りをどのように扱うのが良いのでしょうか。
せっかく年神様をお迎えする神聖な場所を示したのですから、間違えて扱っては元も子もありません。
まず、同じしめ飾りを毎年使うのはいけません。
年神様に来ていただくためには新しいもので気持ち良く来ていただきましょう。

【しめ飾りを飾る時期】

ではいつ飾れば良いか?
しめ飾りをいつから飾るかですが、これは多少地域差はあるようです。
なんとなく年末の時期に行うことはわかるのですが、一般的にはクリスマスが終わってから年を越すまでには飾ります。
しかし飾らない方がいい日があります。
12月29日
二重苦、苦にかけて縁起の悪い日とされているのでしめ縄、しめ飾りは飾りません。
12月31日
明日が新年であるこの日に飾ることは一夜飾りと言われ神様に失礼とされるので飾りません。

神様をお迎えする訳ですから、きれいにしてから飾りましょう。
大掃除が終わって、神様をお迎えする準備が終わってからしめ飾りを飾ります。
毎年バタバタとあわただしく大掃除をしがちですが、早く飾る分には問題ありませんので、大掃除をクリスマス前くらいに終わらせ30日までには飾りましょう!

【しめ飾りの処分方法】

さてその後が良く分かりません。
正月のお飾りですが、いつまで飾っておけばよいのでしょうか。またその処分方法は?
処分はゴミの日に出すことなどはせずに、左義長(どんど焼き)で焚き上げるのが一般的ですね。
左義長は小正月の1月15日に行われるのが普通です。
正月に家に来ていただいていた神様が、焚き上げた煙と共に天に帰っていただくという意味があるのですね。

左義長はどこで行われているか?
町内で左義長(どんど焼き)を行う地域もあるようですが、近年ではあまり見かけなくなりました。
神社ならどこでも行われているかと思います。場所が分からなければ神社の方に聞いてみましょう。
もし左義長に持っていけないようなら、行けるときに神社にいつでも納めて もらうこともできます。

さて、これで年神を安心してお迎えできますね。
良い年が来ることでしょう。

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