カップ焼きそばはやっぱりこれ ペヤングソースやきそば

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カップ焼きそばはやっぱりこれ ペヤングソースやきそば

商品への虫の混入が見つかり、2014年12月から製造を中止していた私たちの大好物「ペヤングソースやきそば」が2015年6月8日、関東1都6県で再開されました。
待ってましたでございます。
「ペヤングソースやきそば」は1975年(昭和50年)3月にカップ焼きそばとして発売開始たロングセラー商品。
以来40年の長きに渡りファンの腹を満たしてまいりました。
最初の頃は、ソースをかけてからお湯を注ぐという失敗も多かったと聞きます。

この「ペヤングソースやきそば」。
製造元は群馬県伊勢崎市にある「まるか食品」でございます。
虫の混入騒動があった折り、いろいろと取りざたされましたが、最終的に全商品を回収。
そして、全工場での生産の自粛と全商品の販売休止を決定しました。
更にはこの半年、10億円以上をかけて容器の改良など再発防止策を進めてきたのでございます。

騒動が大きくなったのは全国のおびただしい数のコアなペヤングファンがいることも原因の一つでしょう。
「信者」と言っても過言ではなく、ペヤングは他のカップヤキソバとは全く別次元のシロモノ。
製造元としても簡単に捨て置けない事情がございました。
「自社の工場の製造過程での混入は考えられない」というコメントも、ちとまずかったかもしれません。
実際にはそうであっても外部に発信するコメントではなかったのかもですね。

実質半年間の「営業停止」は企業にとっても大きな痛手のはず。
それをあえて実行した「まるか食品」さんにはかえって高い評価になったのかもしれません。

さて、この際「ペヤングソース焼きそば」を掘り下げてみましょう。

まず、「ペヤング」というネーミング。
語源は「ペア+ヤング」と言う意味で、カップ麺は袋麺とよりも高価でファッションナブルな食品なので、カップ麺を高いと感じた若いカップルには2人で仲良くひとつのものを食べてねという願いからつけられたという説がございます。

発売開始以来変えていない味付けのソースは液体で他社と違いあっさりした「まろやかソース」を使用し、
ソースを吸収しやすいように麺は小麦の配合を工夫したおります。
それまでの「粉末ソース」と違うこの液体ソースこそまるか食品が業界で初めて開発したのでございます。

CMは、林家こん平、立川志の輔、山田隆夫、最近ではマツコ・デラックスなどが出演していました。
しかし「ペヤングソースやきそば」のCMと言えばこの方。
桂小益(現在の9代目桂文楽)でございましょう。
なんと17年間CMキャラクターを務めたのでございます。
当時の2代目社長の橋善一が、 CM制作するにあたり「四角い顔」のタレントの起用を第一条件にしておりました。
桂小益は、四角い顔を売り物にして大喜利などで活躍していたんですね。

「へい、ペヤング」
「よっ、大盛りだね」
「うまいねー。食べやすいねー、四角くて。」
「これはあたしの顔。顔は四角でも味はまろやか!」
「ペヤングソースやきそば。ビッグだよ」

このCMのセリフにはそれぞれ意味があります。
「四角くって」は他社の丸型カップを真似したくないことと、屋台の焼きそばをイメージした容器が四角に行き着いたのでございます。
「味はまろやか!」には先ほどの液体ソースを強調し、「ビッグだよ」は当初の商品よりも増量したのですが、それがレギュラー商品となったのでその名残だそうです。
いずれも真偽のほどはわかりませんがファンとしては十分なネタですね。

何にしても販売再開。良かったですね。

では桂小益師匠にもう一度CMをお願いします。

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