サイケデリック・ソウルに変身 ザ・テンプテーションズ 後期

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サイケデリック・ソウルに変身
ザ・テンプテーションズ 後期

The Temptations

 テンプテーションズが誕生した1960年代に、モータウン・レーベルに大きく貢献した男性ボーカルグループがもう一ついました。
ザ・フォートップスです。
 この二つのグループの決定的な違いは、テンプスは数多くのメンバーチェンジを行いながらも時代の移り変わりに対応して乗り切ってきましたが、ザ・フォートップスはかたくなに不動のメンバー構成を貫いてきた点にあります。
 同時代の2グループを語るに欠かせない事実でありました。

 スモーキー・ロビンソンによる第1次黄金期の後、ノーマン・ホイットフィールドが後を引き継ぎます。 彼はモータウン・サウンドから脱却し、当時世を染めていたサイケ調に移っていきます。
 見事にサイケデリック・ソウル・グループへ変貌を遂げたテンプテーションズは、第2次黄金期、第3次黄金期へと進んでいくのでした。

「サイケデリック・シャック」

原題 Psychedelic Shack

サイケデリックソウル
ボリュームをマックスにして聴きたいですね。

「スーパースター」

原題 Superstar

 デトロイト出身の5人組ボーカルグループ、テンプテーションズ。
幾多のメンバーチェンジを繰り返し、時代の変化を乗り越えてきました。
 この曲「スーパースター」は1971年に発表されました。
近所のチョッとヤンチャな(今風に言いますと)先輩が、この曲を聴きながら独特のステップで体を揺らしいていました。
 そういう「人たち」に好まれていた曲のイメージがあります。
「マイガール」のザ・テンプテーションズから、大きく変貌を遂げた曲であります。
サイケデリック・ソウルの走りだったのでしょう。

「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」

原題 Papa Was a Rolling Stone

 1972年に発表され、全米第1位を獲得しました。
テンプスは全員がリードボーカルをとれるところが、その素晴らしさの所以ですが、この曲はデニス・エドワーズのボーカルで始まり、交代でリードボーカルがリレーされていくというとてもパワフルな曲です。 当時のディスコでもかなり人気が高かったですね。
今でも貴重なファンキー・コーラス・グループでありましょう。

「ハッピー・ピープル」

原題 Happy People

 1975年発表。
全米40位、全米R&Bチャート1位。
 リード・ヴォーカルはデニス・エドワーズとメルヴィン・フランクリン。
1970年代初期から中期にかけて、それまでのR&Bグループのテンプテーションズを前期とするならば、ニューファンクの影響を強く反映したサイケデリックソウルである後期に入ります。
 彼らは音楽界に登場してから、幾多のメンバーチェンジとプロデューサーの交代という脱皮を繰り返し、40年以上も第一線で活躍してきました。
そんな後期の代表作です。
 ファンの間での評判も前期、後期ともに評価が分かれるところです。
それぞれの良さ。あなたはどちらのザ・テンプテーション派でしょうか?

「ガラスの家」

原題 Glass House

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