名所に彩られた小粋な温泉 小涌谷温泉

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名所に彩られた小粋な温泉 小涌谷温泉

かつては噴煙が上がる荒涼とした地で、湯煙が立ち上る「大地獄(大涌谷)」に対し、「小地獄」と呼ばれていました。
しかし、明治6年に明治天皇が宮ノ下へ行幸の折、地獄というのは不吉だとの理由で大涌谷とともに小涌谷と改名されたのです。
標高610m。 箱根山の中腹にある湯量豊富で良質な温泉。
大正時代には財閥の別荘が建てられ、昭和に入ると箱根を代表するホテル(小涌園)を中心に賑わいました。
付近には千条(ちすじ)の滝や三河屋蓬莱園があります。

【温泉の歴史】

小涌谷の地域は、古くは底倉村の一部だったのですが、箱根への交通網が急速に発展し始めた明治10年代後半、温泉場として開発され始めました。
当時の緑のない荒涼とした土地に木々や草花を植えて、避暑地のような小涌谷を造り上げました。
明治16年に開業した三河屋旅館には、歌人の与謝野寛・晶子夫妻も逗留し、名湯としてのスタートを切りました。
昭和20年代には「小涌園」のような大施設ができ、本格的な開発が始まったのでした。

【温泉の特徴】

標高610メートル。
小涌谷が賑わいを見せるのは、戦後になってからのことです。
昭和34年に建てられた箱根ホテル小涌園は、箱根エリアにおける大型ホテル第1号として建築され、小涌谷を大きく発展させてきました。

現在の小涌谷温泉は老舗旅館にのみならず、日帰り温泉やレジャー施設も取り揃い、
温泉を楽しむ施設も開設され、老若男女問わず人々を癒す温泉地としてますます魅力的な場所となりました。
自然が美しい蓬莱園で、桜やツバキや紅葉など四季の移り変わりを楽しむこともできます。
湯量が豊富で、それぞれの旅館が源泉を所有しているのも大きな自慢です。

小涌谷には「千条の滝」があり、切り立つ岩肌から細い糸状の滝が流れ落ちりそのさまは、水量の豊かな季節にはその音と共にマイナスイオン効果のおかげでしょうか、癒しを感じる風景を楽しむことができます。

【小涌谷温泉の泉質】

泉質
○単純温泉
○アルカリ性単純温泉、
○ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)、
○ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素泉
(含芒硝重曹弱食塩泉)

源泉総数: 22
泉  温: 40~96℃
湧 出 量: 1,819 l/min

【おススメの湯】

○ 箱根 翠松園 ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷519-9
・連絡先:0460-86-0852
・HP URL:http://www.hakonesuishoen.jp/
・特 徴:各室に源泉掛け流し自家温泉の露天風呂のある全23室スイートルーム。
・オススメP:プライベート感のある個室や鉄板を目の前にしたカウンター席、
別邸感覚でごゆっくりお愉しみいただけるお部屋での日本料理と、
思い思いにお食事を楽しむことができる配慮がうれしいです。
0011.小涌谷温泉 翠松園1

○ 源泉の宿 千條(ちすじ) ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷449
・連絡先:0460-82-2205
・HP URL:http://www.chisuji.co.jp/
・特 徴:美食と源泉100%の湯が堪能できる露天風呂付き客室の一軒宿
・オススメP:滝の音をききながら温泉につかり、
ゆったりとした時間が過ごせます。
0011.小涌谷温泉 千條旅館1

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