大人の食事の作法 人間の内側の表れ

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大人の食事の作法 人間の内側の表れ

【人間性の問われる場】

大人の男がその品性を問われる場所はどこでしょうか?
それは「食」の場に表れます。

身に着けた「言葉」による説得力と、自信に満ちた「立ち居振る舞い」の美しさの本性が表れるのです。
そこには、食事におけるテーブルマナーはもちろんのこと、楽しく会話できる話題の提供や、同席した者への気配りなど、多くのファクターをはらんでおり、曽於の人の人間性そのものが問われることになるのです。
この食事作法は、単なるナイフとフォークの使い方という形式的なテーブルマナーとは違います。

食事楽しみは、何を食べるかではなく誰と食べるかだ、という言葉を聞いたことがあるでしょう。

料理評論家の山本益博氏の言葉を借りれば「美味しいものを食べるの」のではなく「美味しく食べる」ことが大切なのです。

食事の場は、多分にコミュニケーションの場であり、わかりやすく言えば家庭での「団欒」の場でありました。
そこには、挨拶があり、マナーがあり、コミュニケーションがある、教育の場であったのです。

裏を返せば、たとえばレストランに於いて、会話のない食事は楽しいか、マナーの悪い客がいると美味しく食べられるか、一人で高級な食事をして旨いと思うか?
答えはきっとそうではないと言えるでしょう。

ここは率先して、心のこもった挨拶をし、マナーをわきまえ、進んでコミュニケーションをとる人になりましょう。
ちょっと違うかもしてませんが、鍋奉行や焼き肉奉行、あるいはパーティの幹事役になるのです。
なる裏付けと振る舞いを身に着けるのです。
そうです。主役・ホスト役になるのです。
0004.大人の食事の作法 人間の内側の表れ3

【食事の場の大切さ】

よく言われることですが、人間の本能的な欲求は、食事とベッドにあります。
なぜならばこのふたつは「生の根源」だからに他なりません。

食事の作法が整っている人は、必ず女性には色気を感じる男性として映ることでしょう。
どうですか?
食事の作法を身に着ける気になりましたか?

さぁ、トレーニングを積みましょう。
場数を踏めばよろしいのです。
但し、意識をもって踏みましょう。
古来からのの日本の作法が継承されていない今、同じように作法に迷いを持つ人は多いはずです。
現代日本は、料理を作る文化は発達しましたが、料理を食べる文化は遅れています。

歳を重ねた今からでもスタートすれば、来月の食事会は美しく振舞え、今までにない楽しいひと時を過ごせることで酒。

【食事の場での基本】

では食事作法を身に着けるに当り、まず大きく理解したいことがあります。
欧米と日本の作法には時折正反対のことがあるということです。

でも心配することはありません。
それぞれに理由がありますので、それを理解していれば適切に振る舞えます。
決して形式のみを覚えようとしないことですね。

食事するに当り気を付けることがあります。
これは要の東西を問わず共通の事柄です。

まず、大声で話さず、低く静かに話すことです。小さな声でなくてもいいのですが、静かに話すことが大切です。
お判りと思いますが、大声でにぎやかに食べると自分や仲間は楽しいかもしれませんが、他の客にとっては迷惑この上ないことですね。
言うまでもありませんが基本の「き」です。
0004.大人の食事の作法 人間の内側の表れ2

【食べ物の運び方】

もうひとつ、食べる時は少量を口に運ぶようにしましょう。
先ほど申し上げたように、食事にはコミュニケーションが大切です。
気の利いた会話は場をより一層楽しいものにします。
が、食べ物を口に頬張ったまま話をするのはいただけませんね。

気取りやがって、と言う暇があったら実行しましょう。

昨今大食いのテレビ番組が多くありますが、いくら大食いのバラエティとはいえ、汚い食べ方は不愉快なモノです。
しかし、大食いでもきれいな食べ方をする人もいます。
ギャル曽根が人気が高いのは、ただ若い小柄な女の子がいっぱい食べるから、だけではないでしょう。
彼女の食べっぷりは見ていても気持ちのいいものだと感心してしまいます。

【余計な気取りはいらない】

三つ目は味や食材の産地をグダグダ言わないことです。
生半可な知識はかえってみっともないだけですので。
大したものを食っていなさそうな小娘のグルメリポーターの食レポほどいやなものはありませんね。
決まり文句のように、「しっかりした味」「とっても柔らかくておいしい」「外はカリッと、中はジューシー」・・・
もう勘弁願いたいものです。

「衣食足りて礼節を知る」
食事はみっともなさのモノサシでもあります。
その人の民度が問われるとはこういうことなのですね。

それでも一応の決まりはあります。
正当なマナーをマスターした上で、自分の置かれた場面で自身と周囲の人が一番気分良く過ごせるマナーに切り替えて振る舞う。

それが「大人の作法」でというモノです。

やはり今すぐに思い立ったが吉日、今から知りましょう、身に着けましょう。
0004.大人の食事の作法 人間の内側の表れ4

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