海のギャングがフワフワの淡雪になった 神茂 はんぺん 東京手みやげ

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海のギャングがフワフワの淡雪になった 神茂 はんぺん 東京手みやげ

そもそも「はんぺん」が生まれたのは、江戸の頃の日本橋魚市場です。
当時、江戸幕府は長崎俵物と云って「ふかのひれ」「干しあわび」「干し海鼠」を中国に輸出していました。
長崎空港にも説明が掲示されています。
特にふかひれを輸出品として重視してサメ漁を奨励しました。その結果ひれをとった後のサメが大量に出回り、取引されるようになったのです。
このサメ肉を「しんじょ」の要領で加工したのが「はんぺん」のもとになったのだそうです。
サメ肉を包丁のミネで叩いて裏ごしし、塩と山芋、しん粉(米粉)を混ぜて作りました。

東京に鮫洲という地名などその当時の名残があるように、江戸時代、今の東京湾には数多くの鮫が泳いでいたと言われます。
元禄元年に日本橋に店を構えた「神茂(かんも)」ははんぺんの名店となりました。
総業以来320年以上の老舗でございます。

脂の乗った良質の若い青鮫を4割。
半ぺんの食感として不可欠なヨシキリ鮫を約6割。
青鮫は身質がしっかりしており、味も強く、半ぺんの味のまとめ役になります。
ヨシキリ鮫は身質が柔らかく、空気を抱き込みやすいためフワフワ感には欠かせません。
この二つの種類のサメの割合が絶妙なのでしょう。

口に入れると淡雪が溶けるような食感ですが、魚の味がとても美味しい。
おでんのタネとしていただくのもよろしいですが、軽くあぶって生姜醤油をちょっとつけてみてください。
このはんぺんの味わいは格別なのがわかります。お酒の肴としてなんとも粋な食材ですね。

今も総業の頃から受け継がれる伝統の製法で一枚一枚木べらで型に盛り付けて膨らませて作ります。
職人さんが丁寧に仕上げるはんぺんは、日本橋人気手みやげのロングセラーでございます。

地下鉄 三越前駅 徒歩3分
東京都中央区日本橋室町1-11-8
Tel:03-324-3988

引用:http://www.hanpen.co.jp/

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