火山の恵みを身近に感じながら 姥子温泉

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火山の恵みを身近に感じながら 姥子温泉

天保年間の『諸国温泉効能鑑(温泉番付)』に東・前頭に番付されている姥子温泉。
標高885mにあり、「姥子の森」の中に佇む姥子温泉は、金太郎の名で知られる坂田金時の伝説が残る姥子温泉は、大涌谷と芦ノ湖の中間に位置する温泉です。
約3,000年前に起きた神山の水蒸気爆発によって山が崩壊し、その岩盤から温泉が湧き出たことが始まりといわれています。
現在も、コンコンと温泉が湧き出る岩盤に注連縄がかけられた神秘的な雰囲気が漂う室内。
温泉の湧出量は降雨量によって左右されます。
雨量の多い時には毎分3,000リットルものお湯が湧き出すこともあるのだとか。
さらに温泉の温度も降雨量によって変動(40~60度)するため、熱くて温泉に入れないこともあるそうな。

【温泉の歴史】

姥母に連れられた金太郎がこの湯で眼病を治したという言い伝えから名付けられた温泉。
800年以上の歴史をもつ古湯で、古くから眼病に効く温泉として知られています。

ある時金太郎が枯れ枝で目をさして見えなくなったとき、姥が箱根権現のお告げでこの温泉を見つけ出し、金太郎の目を洗ったところ全快したと伝えられています。
開湯は古く、遅くとも鎌倉時代には眼病に効く湯としてその存在が知られていました。
街道筋から離れているため「箱根七湯」には数えられませんでしたが、歴史の古い当温泉を加えて「箱根八湯」の名で呼ばれることがございます。

【温泉の特徴】

神山の中腹、標高900mほどの高い位置にあり、また街道筋から離れていることもあって、一般的な温泉街は形成されていません。

姥子バス停近くにある「秀明館」は、大正期の建物を残してかつての湯治場の雰囲気を今に伝える旅館として、いまも岩盤から自然湧出する源泉を利用し、立ち寄り湯として営業しています。
秀明館の裏手には箱根権現社のほか、眼病快癒御礼の奉納幕や石仏が残される薬師堂、金太郎の母親とされる姥を祀った山姥堂がございます。

周辺には保養施設やリゾートホテルが立地しており、姥子の湯を引いて利用するところも少なくないとのこと。
斜面を下った仙石原や桃源台にも姥子から引湯をする施設がございます。

【姥子温泉の泉質】

泉質
○単純温泉
○カルシウム-硫酸塩泉(石膏泉)
○ナトリウム-硫酸塩泉(芒硝泉)など

源泉総数: 5
泉  温: 44~63℃
湧 出 量: 762 l/min

【おススメの湯】

○ 箱根仙石原プリンスホテル ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1246
・連絡先:TEL:0460-84-6111
・HP URL:http://www.princehotels.co.jp/hakone-sengokuhara/
・特 徴:リニューアルした露天風呂は雄大な箱根外輪山が望めます。
・オススメP:ホテル前には、女子プロトーナメントが開催される
大箱根カントリークラブやテニスコートなどを擁し、
温泉が楽しめる総合リゾートホテルです。
0013.姥子温泉仙石原プリンスホテル

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