牛若丸も食した木の芽漬けがルーツ くらま辻井 木の芽煮(きのめだき) 京都手みやげ

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牛若丸も食した木の芽漬けがルーツ くらま辻井 木の芽煮(きのめだき) 京都手みやげ

その昔、「くらま辻井」は冬は雪深い鞍馬で、炭問屋を営んでおりました。
やがて時代の変化と共に炭の需要が減り、商いの変更を余儀なくされていたのです。

鞍馬寺の門前に建ち並ぶ風情のある町屋のうちの1軒が「くらま辻井」です。
この地方の冬の家庭の保存食であった木の芽、山椒の佃煮を作って売り出したところ評判になり、これを本業としたのでした。
炭問屋からら佃煮屋に。
見事に転身できたのですね。
くらま辻井 木の芽煮(きのめだき)3

鞍馬は元々山椒が豊富に収穫でき、山椒と煮炊きする料理を京では鞍馬煮と呼ぶほど定番だったのです。
京都は海産物は若狭から入ります。
ここから手に入れた北海道の昆布と地元の山椒を自前の炭で炊いたのがこの木の芽煮の始まりとされています。

ルーツは遠く平安末期まで遡り、牛若丸が、修業を積んだ鞍馬寺であけびの蔓と山椒を漬け込んだ木の芽漬けを常食にしていたとのことが、この「木の芽煮」の原点と言われています。
新鮮な山椒の実と葉に昆布を合わせた「木の芽煮」は包丁で細かく刻みます。利尻昆布を使う訳は、品質が良くなければ昆布がとろけてしまい、刻むことができなくなってしまう。
だからこそ、品質の良いものを使うのだそうです。
くらま辻井 木の芽煮(きのめだき)2

運よく商売が転身できたのではないのがわかりますよね。
出来栄えにこだわり、妥協を許さない心構えがあったからこそ実を結んだのでありましょう。

竹皮をほどくと現れる木の芽煮。
こいつは一杯やらねばなるまい。

叡山電鉄 鞍馬駅 徒歩10分

京都市左京区鞍馬本町447
Tel:075-741-1121
営業時間:9:00-18:00
定休日:水曜日

参照:http://www.kuramatsujii.jp/

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