ワインの飲み方の作法

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ワインの飲み方の作法

いつもはビールで乾杯いているところ、今日のパーティーでは「ワインで乾杯」となったらどうしますか?
どのように振舞うか困ってしまうこともありますよね。
そこで「だからワインは畏まっていて好きじゃないんだ」と言わずに。
基本は三つ、色を見て、香りを楽しんで、味わう、これだけです。
少し心がけるだけで「ワインを嗜んでいる」とわかるようになる、ワインを飲むときの作法をご紹介しましょう。

『グラスの足を持つ』

ワイングラスは必ず長い脚の部分を持ちます。
持つ手はソフトに、指3本で軽やかに持つことがポイント。
それだけで扱いなれているとわかります。
ワイングラスのボウルの部分を持ってしまうと、手の温もりが伝わり、ワインの温度が上昇してしまいます。
グラスをわしづかみにすること自体、上品ではありませんし、「私は初心者です」と言っているようなもの。
是非覚えておいて下さい。

0031.ワインの作法 2

『乾杯はポーズで』

ワイングラスは、高級なモノほど口当たりを良くするために、ガラスが薄く作られています。
乾杯の時に「カチン」とグラスを合わせると、グラスが割れてしまう恐れがあります。
ビールジョッキで乾杯するのと訳が違うのです。
ワインの場合は、グラスをソッと目線の高さに持ち上げるように乾杯しましょう。

『注いでもらう時』

レストランにソムリエがいる場合には、サービスはソムリエにお任せしましょう。
あなたのグラスのワインが少なくなれば、ソムリエのほうから気を利かして注いでくれるでしょう。
この時に、気を付けることは、宴会でのお酌ではないので、注いでもらう時にグラスを持ち上げてはいけません。
ワインの瓶がグラスと接触して、割れてしまう恐れがあります。
テーブルに置いて、グラスに軽く手を添え、注いでもらったらソッと会釈をすることがスマートですね。

0031.ワインの作法 3

『注いであげる時』

ソムリエがいないようなカジュアルなレストランやパーティーでは、なるべく男性が女性に注いであげるようにしましょう。
やはりグラスはテーブルに置いて。
また、ソムリエは片手でボトルを持ちますが、慣れていないことなので、両手でしっかりと持ちましょう。
ラベルが上に来るようにして、グラスにボトルの口が当たらないように少し離してゆっくり注ぎます。
この時に気を付けることは、グラスになみなみと注がないことです。
グラスの1/2ぐらいまで注いだら、ボトルの口を横にしてそそ後のを止めます。
そしてボトルを少し回して上に上げます。こうするとボトルの口からワインの雫がこぼれずに済みます。

『ワインの色を見る』

ワインが注がれたら、グラスを向こう側に傾けて色を見ます。
見る位置は縁の部分と真ん中。
意識して見ていると、だんだんとワインによっては同じ赤ワインでも色の違いが分かってきます。
もちろん白ワインやロゼでも同様です。
すると自然とワインの色味の間奏が口から出てくるでしょう。
でも、あまり長い間ジッと見ることはせず、あくまでも軽くスッと見るだけにします。

『ワインの香りを嗅ぐ』

さて、色を見た次はワインの香りを楽しみましょう。
まずはグラスを回さずに、1秒間ワインの香りを嗅いで下さい。このときの香りがそのワインの第一印象となりますので、覚えておきましょう。
香りの表現ですが、よくフルーツに例えますね。
感想として言う時にはできるだけ具体的がいいでしょう。
「果物の香り」ではなく「ラズベリーの香り」とか。

次にワイングラスを回してみてください。
これを「スワリング」と言います。
ワインを空気に触れさせることで、ワインが開いて香りを解放させるため、香りはドンドンと変化していきます。
5、6回回して再び香りを嗅ぐと、香りがぐんと増していることがわかるでしょう。
これもワインの楽しみですので、ぜひやってみてください。

気を付けることは、周りの人に「めんどくさい奴だ」と思われるほど、香りを難しく表現しないことです。
シンプルで具体的に表現すれば、会話も弾みます。

0031.ワインの作法 4

『いざワインを飲む』

ちょっとキザですが、目をつぶってワインの香りと一緒に飲みましょう。
頭の中の想像力を掻き立てられると思います。
それを楽しめば自然な振る舞いになりますよ。
また、スパークリングワインもそうですが、ワインは決してのどを潤すように飲むものではありません。
グラスに注いでから時間の経過とともに変化を楽しむものでもあります。
ゆっくりと一口ずつ香りを確認しながら味を楽しんでください。

『最後に』

無理やりコメントを言う必要はありません。
「美味しいですね」「いい香りですね」と、シンプルに言うほうが素直です。
きっと同伴者やソムリエも喜んでくれるでしょう。
ワインは難しい飲み物ではありません。
最初に申し上げたように

基本は三つ、色を見て、香りを楽しんで、味わう、これだけです。

美味しくいただくことが何よりも大切ですね。

特集:ワインの教科書

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