巨人V9 左のエース 星飛雄馬のモデル 高橋一三

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巨人V9 左のエース 星飛雄馬のモデル 高橋一三

2015年7月14日 巨人V9時代 左のエースと称された、
高橋一三(たかはし かずみ)さんが、この世を去った。

巨人、日ハムで活躍した左の本格派投手。
当時スピードガンが存在していなかったが、
ストレートのMAXは150kmを確実に超えていたと言われている。

プロ通算167勝 沢村賞2回 ベストナイン2回

大舞台に強い投手で、多くの方々の記憶に残っているのは、
1973年 阪神と行われたシーズン最終戦であろう。

1973年10月22日

9連覇をかけた巨人の戦いは、最終戦までもつれた。
しかも、阪神有利の状態であった事は間違いない。

阪神64勝58敗7分(1位)
巨人65勝60敗4分(2位)

この試合に勝った方がリーグ優勝、
引き分けだった場合、阪神が優勝。

しかも、試合は阪神の本拠地である甲子園球場。

さらには、同年10月11日の試合で長嶋が右手を骨折し、
サード長嶋は不在の状況であった。

この試合、高橋は4安打完封というカタチで胴上げ投手になっている。

長嶋茂雄が、

巨人が優勝する瞬間はいつも一三さんがマウンドにいる。
そんな印象が強く残っています。

そう語るように、本当にここぞという試合に強かった。

余談ではあるが、この年のセ・リーグは過去最大とも呼べる、
僅差の1年であった。

【 1973年のセ・リーグ 】

巨人    66勝60敗4分
阪神    64勝59敗7分 0.5差
中日    64勝61敗5分 1.0差
ヤクルト  62勝65敗3分 3.0差
大洋    60勝64敗6分 0.5差
広島    60勝67敗3分 1.5差

実に、首位から最下位までのゲーム差は「6.5ゲーム」
優勝決定は最終戦までもつれるという、類稀ななシーズンとなった。

そんなシーズンの胴上げ投手だった事から、
高橋一三を鮮明に覚えている人も多いであろう。

奇しくも 2015年 今年のセ・リーグは、
高橋が輝きを放った1973年以上の僅差で進んでいる。

7月24日 現在、首位から最下位までのゲーム差は「たった5ゲーム」

せめて、今年の混戦の結果だけでも、高橋一三に見届けてもらいたかった。

そんな思いが頭を巡る。

※余談※

リーグ最終戦、敵地、甲子園球場で見事4安打完封。
胴上げ投手となった高橋一三。

しかしながら、最終戦で優勝を逃した阪神ファンが球場になだれ込んだ為、
高橋の胴上げは、宿舎前で行われた。

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