風味が命　南蛮渡来の京の定番　七味家本舗　七味唐辛子　京都手みやげ

産寧坂の急な階段をのぼりつめると、「七味家本舗」の文字が見えてきます。
元々は「河内屋」と言う屋号で茶店を営んでおりました。
今から350年ほど前のことでございます。
そのころに、清水寺の参拝客や音羽の滝で修行する行者さんに、身体が温まるようにと白湯に唐辛子の粉を振りかけた飲み物を無償で振舞っていたのです。

唐辛子が日本に伝来したのは鉄砲が入る少し前のことです。「唐辛子」とは言っても唐ではなく南蛮渡来のモノでした。
それから100年過ぎたころに「河内屋」の辛子湯が名物になりました。

やがて、その唐辛子に山椒や胡麻などの薬味を加えて、七味唐辛子を開発し、以来世に出し続けてまいりました。

いつも訪れるお客様でいっぱいの店内で扱うメインの品物は、「七味唐辛子」「一味唐辛子」「山椒」の3種類です。
この三つの品物を買い求めるためにたくさんのお客様が来ることは、七味専門店のプライドなのでありましょう。

七味には、唐辛子、山椒、白胡麻、黒胡麻、麻の実、青紫蘇、青海苔を用い、その素材の吟味と秘伝の配合具合がこの店ならではのハーモニーを奏でて、京料理を引き立てる調味料の地位を誇っております。

七味は風味が命。そんな店の声が聞こえてきそうです。
なくてはならない調味料。今夜も七味が入ったひょうたんが食卓に置かれています。

京都市東山区清水2丁目221　清水寺参道
Tel：0120-540-738、075-551-0738
営業時間：9:00-18:00（季節により変動）
定休日：年中無休

参照：http://www.shichimiya.co.jp/

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