木之内みどり 竹中直人がうらやましい 永遠のアイドル

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木之内みどり 竹中直人がうらやましい 永遠のアイドル

男性雑誌「GORO」の表紙を6回も飾りました。
男子学生の憧れのまなざしを一手に集めた木之内みどり。
0004.木之内みどり3

彼女は16歳の時に「家を建てたい」と小樽から上京しました。
歌謡番組のマスコットガールに合格し、芸能界入りのスタートを切ったのです。
「めざめ」で歌手としてデビューしますが、歌手っとしてよりもキュートな顔立ちと愛らしい声で人気を集めました。
レコード売上よりもブロマイドの打ち上げのほうがずば抜けて多い現象をみればお分かりでしょう。

歌手のみならず、CMモデルとしても女優としても活躍いたしました。
映画『野球狂の歌』では主演を張りましたが、そこにはバックグラウンドがあったのです。

木之内みどりは当時の若い男性に圧倒的な人気がありましたが、おじさまたちもほっておかなかったのですね。
漫画家の水島新司もそのおじさまの中の一人。
漫画「野球狂の歌」は女性投手の水原勇気がプロ野球選手になる、という話ですが、この主人公の水原勇気は、そもそも水島新司が木之内みどりをモデルに描いたとか。
どうりで顔の雰囲気もスレンダーな体型もイメージはぴったりなわけでございます。
0004.木之内みどり2

そんな木之内みどりにある出来事が持ち上がります。
そうです。妻子あるミュージシャンとアメリカへの逃避行。
私たちの夢ははかなくも敗れ去りました。
人気絶頂の中で引退、そして結婚。
もうだめだ、と思われた方も少なくないことでしょう。

その後4年で離婚。またもやため息が出たのでございます。

しかし彼女には幸せが待ち受けていました。
3年後に再婚します。
お相手は、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが竹中直人氏。
時のプロポーズの言葉は、「一緒に年を重ねていこう」。
この方なら私たちも安心できましたね。

この竹中氏、もうひとつ名言がございます。
彼は、仕事に対しては来るものは拒まず、台本読んでから決めるなんてありえないタイプ。
ただし一度だけ断ったことがございました。
ハリウッドからのオファーが来たときです。
竹中氏曰く、「世界的に有名は俳優になる気はない。ましてや家族と半年も離れて暮らすなんて考えられない、ぜったに嫌だ。」
うーん。竹中氏には完敗です。

彼女の代表曲といえば「横浜イレブン」。
ちょっと懐かしいですね。

どうです?
ではここで意外と知られていない曲を紹介しましょう。
「硝子坂」です。
「硝子坂」と言えば高田みずえと思いがちですが、実は木之内みどりの曲として作られ、高田みずえはカバーとして出したのです。
二つは全く違ったアレンジで、お二人それぞれの持ち味が出ています。
高田みずえのほうはちょっと演歌的にも聞こえますし、木之内みどりは繊細さが伝わり、壊れてしまいそうです。

改めて木之内みどりの魅力を感じる1曲です。

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