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ちあきなおみ 朝日楼(朝日のあたる家) 歌詞
- 2016/4/19
- ちあきなおみをもう一度
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ちあきなおみ 朝日楼(朝日のあたる家) 歌に合わせた歌い方のできる歌手
There is a house in New Orleans・・・
で始まる原曲はアメリカ南部の古い民謡です。
タイトルは『The House of the Rising Sun』
ボブ・ディラン、ジョーン・バエズなど多くの歌手が歌っていますが、この歌を世界的に有名にしたのは、イギリスのロックグループ「ジ・アニマルズ」です。
もともとは、酒におぼれて身を持ち崩した女が「朝日のあたる家」という監獄に収監」されると言うストーリーですが、ボブ・ディランとジョーン・バエズ版は娼婦に身を落とした女が娼家に流れつくさまを描いており、ジ・アニマルズは罪多化して監獄に入れられるところは原曲と同じですが、主人公が男になっています。
日本では、アングラ劇団全盛の時代のカリスマ・フォークシンガー、浅川マキがジョーン・バエズ版を訳し、ちあきなおみもまた、この浅川版を歌い上げています。
特筆すべきは、やはりこの歌を自分で消化し、自分で脚色してその情景を作り出す才能。
彼女の歌う他の曲とは全く違う歌声、歌い方になっていますね。迫るものがある、これを迫力と言うのでしょう。
自虐的に歌っていますが、凄まじいばかりの”怨み節”が、誰もが絶賛する所以でございましょう。
朝日楼(朝日のあたる家)
作詞:浅川マキ
作曲:アメリカ民謡
私が着いたのは ニューオーリンズの
朝日楼という名の 女郎屋だった
愛した男が 帰らなかった
あの時私は 故郷(くに)を出たのさ
汽車に乗って また汽車に乗って
貧しい私に 変わりはないが
時々想うのは ふるさとの
あのプラットホームの薄暗さ
誰か言っとくれ 妹に
こんなになったら おしまいだってね
こんな歌を歌えるのは、また、この歌をこんな風に歌えるのは、ちあきなおみだけでありましょう。
特集:ちあきなおみをもう一度
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