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ヴァン・マッコイとともにイージーリスニング系に
スタイリスティックス 後期
The Stylistics
トム・ベルという敏腕プロデューサーの起用により、一躍スターダムへと上り詰めました。
官能的ともいえるラッセル・トンプキンス・Jr.のファルセット・ボイスの魅力を最大限に引き出し、その地位を不動のものにしたかに見えました。
ところがトム・ベルは1974年以降スピナーズのプロデュースにかかりっきりになり、スタイリスティックスから離れていきます。
そこで、有名な「ハッスル」の大ヒットでお馴染みヴァン・マッコイと手を組むようになり、ディスコサウンドに路線変更して行きました。
ディスコ系イージーリスニングサウンドとしての立場を確立していきます。
スタイリスティックスファンには、それ以前のファンとそれ以降のファンと二分していました。
経緯はどうあれ「ミスター・ファルセット」のもつ唯一無二の声の魅力は、今でも私たちの耳に刻まれていますね。
「愛がすべて」
原題 Can`t Give You Anything
70年代を代表する曲。
フィリーソウルというよりも、イージーリスニング系になってきた感じです。
こいつを踊るには当時流行りの「ハッスル」にするか「チャチャ」にするか。
あなたはどちら派でしょう。
新宿の「アップルハウス」辺りでステップ踏んでいた記憶が甦ります。
「ラブ・イズ・ジ・アンサー」
原題 Love Is The Answer
彼らの後期のプロデューサーであるヴァンマッコイが小ヒットさせたモノのカヴァーです。
日本では当初から人気が高く、スタイリスティックスの代表曲のひとつとして数えられています。
まぁ、このアーティストのナンバーは、ほとんど全部が代表曲といっても過言ではありませんが。
「君がテレビスターなら」
原題 Star on a TV show
彼らのナンバーはどれをとってもステイリスティックスな曲と言えるでしょう。
この曲も思わず聴き入ってしまうに違いありません。
フィラデルフィア・ボーカル・グループとして築いた存在感そのものです。
「16小節の恋」
原題 Sixteen Bars
スタイリスティックスのナンバーの中でもこの曲が一番好きという方も多いのではないでしょうか?
駆け上がるようなペットのメロディに妙に高揚感を覚えます。
やはりラッセル・トンプキンスJr.のファルセットボイスはここに最高の旋律を聞かせてくれています。
さて、当時の思い出に気持ちを馳せながらこの曲を誰と聴き入りましょうか?
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