夏だ!海だ!湘南だ! 大人の江の島
- 2016/7/21
- 湘南
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夏だ!海だ!湘南だ! 大人の江の島
子供の頃、親に連れられて来た海水浴場、「江の島」。
海なんて他に知らないので、海水浴場イコール「江の島」でした。
あれから半世紀以上たち、再び「江の島」の夏を訪れた今日。
JR東海道線「藤沢駅」で江ノ電に乗り換えです。
湘南の玄関口「江ノ電 江ノ島駅」は、さすがに海の日だけに、切符を買う人でごった返しております。
ホームには溢れんばかりの人、人、人・・・
このところの「ヴィジット ジャパン」ブームで外国人もかなり多い模様です。
そういえば、江ノ電と台湾の「平渓線」は姉妹関係を結んでいるのですね。
わずか沿線距離10kmほどのローカル線としては、ワールドワイドな展開です。
入線してきた江ノ電は20形の車両です。
うーん、できれば300形がよかったな、と思いながらも、列の最後尾から乗り込みました。
と、乗り込めないかと一瞬思ったほどの混雑ぶりには、ちと驚いたものです。
7月の休日の10時台の江ノ電は、平日の朝の通勤電車よりも激ラッシュだなんて。
まぁ、乗客が疲れた顔のサラリーマンではなく、みんな笑顔の老若男女の観光客ですので一緒に乗っているこちらも自然とウキウキしてきました。
さぁ、やっと江ノ島駅に到着・・・
これまたラッシュと同じように人波に押し出された格好です。
江ノ島駅名物、駅入り口手摺の上の雀たちはこんなに暑い日でもニットウエアを着ていました。
誰か夏仕様の浴衣にしてあげればいいのに、と思いつつ江の島に向かいました。
正確には「片瀬海岸東浜」ですが。
時計を見ると11時。
太陽が高く照り付け、夏本番を告げています。
50数年前よりも暑く感じられましたが、あとで聞くと当日の江の島の最高気温は34℃だったそうです。
どおりで・・・
なぜこんな暑くて一番混雑する時間に来たかと言えば、まさか今さら海に入って泳ぐでもなく、ビーチでこんがり日焼けするわけでもなく、(甲羅干しとは言わないのでしょうか?)海の家に行きたかったわけです。
海の家に行ってどうするかって?
海の家と言えば「ラーメン」と相場が決まっております。
海水浴に来て泳ぎ疲れてお腹が空いた後には海の家で食べるラーメンが最高でした。
あの美味しさを味わいに、わざわざ江の島まで来たと言ったら笑われるでしょうか?
まずは、海の家の品定めから。
最近は大手企業やオシャレな店の進出が目覚ましく、ちとビビります。
「楽天」「Skydream Shonan Beach Lounge」
うーん、ちょっとねぇ。
海の家なのに、シャンパンとは!
しかし昔からの海の家も健在ですな。
「紀伊国屋旅館」「洗心亭」「石政 ISHIMASA」
こちら系の店のほうがホッとしますね。
店の品定めをしているうちに、んまそうなメニューがありました。
「サザエのつぼ焼き」
江の島と言えば、「シラス」よりも「サザエのつぼ焼き」と言うのは、わたくし達世代には定説であります。
時間もまだ早めなので、メニューと鵠沼ホームガールの呼び込みにつられて「POPEYE」と言う店にインしました。
ちと名前はベタですが、わたくし達は「ポパイ」世代でもあります。
何せ学生時代に創刊され、アメリカ西海岸やハワイ情報欲しさに、創刊号から愛読しておりましたもんで。
「サザエのつぼ焼き」2個で\1,200。
値段の安さを気にしながら、生ビールと一緒にオーダー。
コンロと共に運ばれてきて、セルフで焼きたてをいただきます。
ビーチに集うナウなヤングや、戯れる若人たちを尻目に、海に向かって一人で乾杯。
「プハッ」
思わず声が出ましたよ。
ま、サザエの味は懸念していた値段通りでしたが、心躍る一杯にありつくことができました。
さて、飲んだ後は〆のラーメンですね。
最近の流行りなのでのでしょうか、とんこつ系ラーメンや、冷麺がやたらと目につきます。
そんなの邪道だ、と言わんばかりに、昔ながらのラーメンを求め(意外と少ないです)、「ISHIMASA」に突入。
麺の他には、チャーシュー・ナルト・メンマ・ネギといった極めてシンプルな構成ですが、これぞ海の家のラーメンでありましょう。
あっという間に完食。
何か物足りない・・・
なるほど、子供の頃は海で泳いだ後に食べていた、つまり、泳ぎ疲れて腹が減っていたのと、海水の塩分が口の周りについていたことが程よい調味料になっていたのでしょう。
しかし気分は満足。
ふと浜に目をくれると、何やら妙な看板が。
江の島まで来て「正露丸」の看板を見るとは。
「海で冷えたお腹に。」
観光協会の優しさを感じます(?)
正露丸のあの味が苦手な人向けにも用意されていました。
最後の〆はビールではなく「正露丸」でしたね。
そして今日は、隣町の茅ヶ崎の浜降祭でもありました。
大小40基の神輿が集まり、「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声も勇ましく、砂浜狭しと乱舞する壮観な祭です。
湘南はいつの時代でもウキウキした気持ちを駆り立ててくれますね。
今日は大満足の一日。いつの年にも訪れたい江の島です。
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