申し訳ございませんを伝えたい 新正堂 切腹最中 東京手みやげ

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申し訳ございませんを伝えたい 新正堂 切腹最中 東京手みやげ

「切腹最中」
お菓子にしては物騒なネーミングです。
山盛りの餡子を収めきれずに閉まるはずの皮は開いたまんま、「切腹最中」と書かれた白い紙の帯はさながら浪士の気合の入ったはちまき姿のように見えます。

由来は「忠臣蔵」にございます。店の位置する新橋のこの地、実は浅野内匠頭が切腹した田村右京太夫邸の跡地なのでした。
三代目店主が周囲の大反対を押し切って世に送り出したこの「切腹最中」。
ここが、田村右京太夫のお屋敷だったということをみなさんに伝える、と言う使命感にも似た思いがあったのでございましょう。
最初は「忠臣蔵最中」にしようという声もありましたが、「忠臣蔵は泉岳寺」と言う先入観に負けるはず。
なのでどうしても「切腹最中」だと。

しかしどうして、だんだん人気が出始めました。
やがて、「おわびの時の手土産に最適」と、営業マンらの人気を集め店の看板商品になりました。

もちろん話題性だけではございません。
小豆は店主が北海道へ足を運んで選び、品質を生かすために沸騰したお湯に小豆を入れる「直火炊き」という製法にも変えました。
宮城産のもち米で作る皮は噛めばさらにうまさが広がる評判のモノ。
濃いくちの餡子の中には開いた皮から餡がこぼれ下ちないようにもちもちの求肥も潜んでいます。
餡に使う砂糖は純度が高く甘さ控えめの上品さです。

最近では、「切腹」という名前から「腹を割って話そう」と、上司と思しき御仁が買い求めることも多くなったとか。
元々忠臣蔵ゆかりの品物です。当然忠臣蔵ファンも黙っておりません。
毎年12月14日の討ち入りの日になるとツアー客らが殺到し、営業時間中に品切れになるといううれしい悲鳴も上がります。
0018.新正堂切腹最中2

さてこの「切腹最中」、お詫びに持っていきますか、それとも腹を割って話したい人に持っていきますか。
いずれにしても手みやげは気持ちを伝えることが大事ですね。

JR・地下鉄新橋駅 徒歩5分
東京都港区新橋4-27-2
Tel:03-3431-2512

引用:http://www.shinshodoh.co.jp/

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