祇園みやげには美しきものを　鍵善良房　菊寿糖　京都手みやげ

京都に干菓子の店は多けれど、祇園で一番人気、文人墨客に愛された京菓子一筋の雅な老舗と言えばこちら。
江戸の享保年間創業の「鍵善良房」です。
京都の花街・祇園の一角で京菓子をつくり続け、場所柄、お茶屋や料亭に出入りする文人墨客や旦那衆、さらには花街の女性たちにも広く好まれてまいりました。
粋なお店でございます。

花びらひとつひとつまで美しい形に作られている「菊寿糖」は上質の阿波和三盆の風味が味わい深く、とにかく舌触りがなめらかです。
材料は阿波和三盆と水。これにごく少量の片栗粉を入れるのがポイントです。独特の口溶け感を生む役目を果たしています。
一番気を遣うのが水の量ですね。

季節によって湿度が異なり加える水分量が微妙に違います。また、生地の中に混ぜた水分が逃げないように、作り手の作業スピードをチェックして生地が空気と触れる時間を調節しています。
ここまで徹底して初めてこの干菓子の品質が一定に保たれるのですね。

菊の花ひとつにこもった菓子作りの精神。
文人墨客になった気分でおひとついかがでしょうか。

京阪本線 祇園四条駅　徒歩3分

京都市東山区祇園町北側264番地
Tel：075-561-1818
営業時間：9:00～18:00（L.O.17:45）
定休日：月曜日（祝日の場合は営業、翌日休）

参照：http://www.kagizen.co.jp/

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