欧米型「温泉療養」の拠点 強羅温泉

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欧米型「温泉療養」の拠点 強羅温泉

強羅温泉は、箱根登山電車の終着駅で、ロープウェイにつながるケーブルカーの始発駅でもあります。
大正期には別荘地してその名を知られていました。

強羅の源泉数はなんと46箇所!
単純温泉からにごり湯まで、それぞれの宿が泉質自慢をし、日帰り入浴できる宿も10軒以上ございます。
自然に囲まれたリゾートホテルから、お料理にこだわった純和風旅館まで、大人な上質体験ができる宿が揃っています。

【温泉の歴史】

強羅は、明治27年に早雲山からの引き湯が温泉開発が始まりです。
それまでは家ひとつない大草原だったのです。
明治45年以降本格的に開発が進み、大正3年に日本初のフランス式整型庭園の強羅公園が開園。
大正8年には登山鉄道が強羅まで開通したころから賑わいを見せ始めます。
付近一帯が温泉付きで分譲されると、政財界人や文人たちが競って大きな別荘を建て、現在の温泉リゾート地「強羅」の街並みが生れました。
ちなみに、ゴーラという名前の由来は、強羅が岩石の堆積で出来た傾斜地であり石がごろごろしているからという説や、梵語(ぼんご・サンスクリット)で「石の地獄」という意味から引用されたとも説はいろいろです。

【温泉の特徴】

強羅温泉は、箱根で一番標高の高い内輪山の神山の北東の斜面に位置しています。
大文字山と呼ばれる明星ヶ岳を正面に仰ぐ温泉の豊富な「坂と温泉」の街です。

大正ロマン漂う強羅公園を中心に、箱根美術館・マイセン美術館をはじめ、彫刻の森美術館・ユネッサン・ポーラ美術館などに近く、箱根湯本温泉、宮ノ下温泉と並んで箱根屈指の温泉郷であり、欧米型温泉療養リゾートになっています。

強羅と言えばなんと言っても「大文字焼き」でしょう。
夏の箱根で1、2を競う風物詩。
旧盆の送り火として、2か月も前から地元の方達によって準備がなされます。

周辺の観光の拠点として、色とりどりの温泉につかりながら、この夏ここでひと休みはいかがでしょう。

【強羅温泉の泉質】

泉質
○カルシウム-硫酸塩泉(石膏泉)
○含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉
(硫化水素型・含石膏硫化水素泉)
○単純温泉、
○アルカリ性単純温泉、
○ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)
○ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類弱食塩泉)
○ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸泉
(含石膏弱食塩泉)、
○カルシウム-硫酸塩泉(石膏泉)
○ナトリウム-硫酸塩泉(芒硝泉)

源泉総数: 30
泉  温: 30~93℃
湧 出 量: 3,039 l/min

【おススメの湯】

○ 強羅花壇 ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
・連絡先:TEL 0460-82-3331
・HP URL:http://www.gorakadan.com/gorakadan/index.html
・特 徴:3本の源泉を3本有し、そのうち2本は庭園内より湧出する自家源泉。
・オススメP:パブリックスペースを限りなく広く取り、
さまざまな趣向を凝らした心が弾む空間は、
他のホテルとは比類ないものを感じさせる旅館です。
この宿の良さは一度利用すればわかるでしょう。
リピーター率が高いこともうなずけます。
0009.強羅温泉 強羅花壇1

○ 強羅 花扇 ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-681
・連絡先:0460-87-7715
・HP URL:http://www.gorahanaougi.com/hanaougi/
・特 徴:箱根でも珍しい重曹泉のお湯は、飲泉頂くこともでき、
特にご婦人病や皮膚病に効能が高いといわれています。
・オススメP:神代欅を贅沢に使った客室は、
全室自家源泉かけ流しのにごり湯の露天風呂付です。
客室露天風呂から箱根の大自然を望む贅沢をどうぞ。
0009.強羅温泉 花扇1

○ 強羅環翠楼 ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
・連絡先:0460-82-3141
・HP URL:http://www.gourakansuirou.co.jp/
・特 徴:元々は旧三菱財閥岩崎家の別荘。
旅館として生まれ変わり半世紀、
和の風情と食楽と機微を受け継いできました。
・オススメP:別荘時代の面影残す、自然に包まれた14室の和室。
自家源泉の湯に浸かりゆっくり流れる時間は、
何もしないことの贅沢を感じさせてくれることでしょう。
0009.強羅温泉 強羅環翠楼1

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