川底に湧く白い湯の倉 底倉温泉

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川底に湧く白い湯の倉 底倉温泉

底倉温泉は江戸時代から七湯の一つに数えられ、谷底から湯けむりが立ち上る早川と蛇骨川の合流地点にある、川底に涌く白い湯の小さな温泉場。
宿は過去多い時で4軒ございましたが、度重なる大火や震災で焼失し、今では1軒のみが営んでおります。

【温泉の歴史】

底倉の地に流れる蛇骨川沿いには温泉が自然湧出しています。
天正18年(1590)、豊臣秀吉が天下統一を目指して小田原攻めを行いました。
秀吉軍の将兵たちは底倉の湯で疲れた体を癒したと言われています。
その際に蛇骨川(じゃこつがわ)の川原に掘らせたという伝説の太閤石(いわ)風呂は、現在も残っております。
江戸時代には、箱根七湯の一つとして大いに賑わいました。

【温泉の特徴】

早川と蛇骨川が合流する渓谷の上に位置します。
現在は国道1号と蛇骨川にはさまれた形になっていますが、以前はもう少し広さのある地形であり、堂ヶ島や宮ノ下の一部を含め、底倉村と呼ばれておりました。

明治の頃、宮の下は外国人が好み、対する底倉は日本人に好まれる温泉として栄えました。
蛇骨渓谷の岩の割れ目からわき出している高温の弱食塩泉と単純温泉。
このお湯の効能を利用し、灸や食事療法を行う「温泉療養センター」の先駆けとして発展した歴史もあります。

底倉温泉は小さな温泉場ですが、対岸の山々は四季折々花や紅葉で美しく染まり、深山の秘境といった雰囲気がいまも色濃く残っています。
春花咲けば、夏には深緑となり、秋に紅葉、冬には雪景色と、実に日本を感じさせる温泉です。

【底倉温泉の泉質】

泉質
○単純温泉、
○ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)

源泉総数: 28
泉  温: 27~95℃
湧 出 量: 1,020 l/min

【おススメの湯】

○ そこくらの湯つたや ○
・所在地:神奈川県足柄下郡箱根町底倉240-1
・連絡先:0460-82-2241
・HP URL:http://www.sokokuranoyu-tsutaya.jp/
・特 徴:江戸の頃から継承されている老舗旅館。
・オススメP:宿主のご夫婦の親切なおもてなしと、貸切露天風呂が人気の秘密。
リピーターが多いのにもうなずけます。
0006.底倉温泉 そこくらの湯つたや1

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