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寿司の食べ方の作法 具体的ないただき方と理由
さぁ、いよいよ念願の寿司を頂くとしましょう。
でもまだ緊張は解けません。
どうやって食べていいのか、文字通り手が出ないのですね。
では一つ一つ、裏付けと振る舞いを身に着けましょう。
【箸か手か】
高級店にはおきてがあるのでは、という迷いが自信を無くし、おどおどした振る舞いにしてしまうモノでございます。
答えは、どちらでも良い、です。
食べやすいほうを選んで召し上がって下さい。
大切なのは、寿司飯を崩さずスマートに食べることができるほうを取りましょう。
簡単なことですね。
【ゲタや皿の置き方】
自然に手が届くところにゲタがある場合には、そこから直接寿司を口に運んで問題ありません。
もし取りづらければ、いったんさらにい置き直してからいただいても大丈夫です。
ただし、取りづらいからと言ってゲタごと移動させるのは、にぎりが崩れてしまうこともありますし、第一スマートではありません。
控えるようにいたしましょう。
【にぎりの食べ方】
箸でいただく場合は、寿司と平行に持つと崩れにくく上手に口に運ぶことができます。
手でつまむ場合には、3本の指で持つようにするのがスマートです。親指、人差し指、中指の3本でいいでしょう。
高級店では煮切り(しょうゆベースのタレ)が付けてあることが多いが、足りない場合や煮切りが付けていない場合にはネタのみに醤油をつけます。
この場合、握りを一旦90度横に寝かせ、、箸の場合には片方をネタに添え、もう片方を寿司めしの底辺に添えて持ち、ネタに醤油をつけてネタを下に向けたまま口に入れます。
手でつまむ場合にも、同様に寿司を横に倒し、ネタを親指で抑えるように持ち、ネタに醤油をつけてネタを下に向けたまま口に放り込みます。
こうすることで寿司飯に余計な醤油が付かないので崩れる心配がなく、また、醤油をつけすぎることがありません。
スマートかつ理にかなった方法なのですね。
【軍艦の食べ方】
軍艦の場合もにぎりと同じように寿司飯の部分を横から挟みます。
もし醤油をつける必要があり時には、まずは添えてあるガリを一片もって醤油につけ、それでネタの上に垂らすようにつけるといいでしょう。
手でつまむ場合も同様にしてかまいません。
これまた理にかなったスマートさがございます。
【刺身の食べ方】
にぎりの他に新鮮な刺身を頂くのも寿司屋の楽しみですね。
刺身はネタによって、ポン酢、醤油、塩、と漬けるものが違ってきます。
基本は同じ。つけすぎないことです。
ポン酢であればネタの1/3程度を浸すだけにし、素材の味を楽しみましょう。
塩の場合は、塩味として食べるのではなく、塩で素材の味を引き立てるものでございます。
塩分の取りすぎを控える意味でもごく少量でよいでしょう。また、店によっては最初から塩をしてある場合がありますので、気を付けるようにしてください。
醤油の場合は漬け方はポン酢と同じでよろしいのですが、ひとつ気を付けることがございます。
つい、わさびを醤油に溶かしてしまいがちですが、わさびは刺身に乗せて風味を愉しむもの。
このポイントは外さないようにいたしましょう。
これだけでも随分とスマートになりますよ。
【寿司の美味しい食べ方】
寿司は出されたそばから食べるもの。
揚げ物は揚げたてが一番旨い。焼き物は焼きたてが一番旨い。
これはお判りになりますよね。
同様に寿司は握りたてが一番旨いように握っているのです。
握りたての寿司をさっといただき、食べ終わったらさっと引き上げる。
これえが「粋」なんですね。
決して形式のことを言っているのはありません。
寿司を美味しくいただくという理にかなった食べ方だから、それをわかっていることが粋なのです。
刺身を摘まみながら、ダラダラと酒を飲み、締めににぎりをいくつか食す。
これが寿司屋の正しいマナーだと思っている人も多いでしょう。
寿司屋は寿司を食べるところ。
これが基本ですね。
とは言いながら、刺身を酒も捨てがたいですよね。
この辺りには、基本を知ったうえでその人なりの「作法」でいただいてはいいのではないでしょうか。
自身も人も、店も楽しく食事ができればいいのですから。
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