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聖護院かぶらの旨味を引き出す老舗京漬物店 村上重本店 千枚漬 京都手みやげ
京の町で美味しいものを探して散策する時にもうひとつ楽しみなのが「街並み」です。
老舗の「構え」は味を期待させますね。
こちらの「村上重本店」は格子を巡らせた建物に丸十の暖簾が印象的な店。
1832年(天保3年)の創業以来、変わらぬ製法で素材の持つ味を最大限に引き出す技を守ってまいりました。
店内に並ぶたくさんの漬物の中でも、創業当時からの看板商品が「千枚漬け」でございます。
しば漬け、すぐきと並ぶ京の三大漬物のひとつですので、誰もが口にしたことがお有りと思いますが、元々は京の御所で皇族や公家達が食しておりました。
販売時期が限られていて、材料の聖護院かぶらの旨味が最も増す11月から2月までです。
かぶらは丹波産の吟味されたものを使用し、やや厚めにカットして昆布と交互に樽に入れて塩で漬け込みます。
この昆布にも強いこだわりを持っており、北海道産の異なる数種類の昆布を使用し、野菜の味と昆布の旨味が引き出せるようしています。
収穫した年や天候によっても味が左右されるという微妙なシロモノ。その時々の最上級品を仕入れております。
口にしたときの酸味は、酢ではなく乳酸発酵によるもの。余分なものを省いて作り上げたからこその素材本来の旨味。
丁寧な仕事は人をうならせるものですね。
さて、今年も千枚漬けの季節にはお店を覗いてみましょう。
河原町駅 徒歩2分
京都市下京区西木屋町四条下る船頭町190
Tel:075(351)1737
営業時間:9:00~19:00
定休日:1月1日~1月3日
参照:http://www.murakamijyuhonten.co.jp/
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