門外不出の献上菓　甘春堂　茶寿器（ちゃじゅのうつわ）　京都手みやげ

この抹茶椀は普通の抹茶椀とはちょっと違います。
何が違うかと言いますと、食べられます。
えっと思うかもしれません。

「茶寿器（ちゃじゅのうつわ）」は砂糖、寒梅粉、つくねいもなどで作った、本物の抹茶椀そっくりのお菓子なんですね。
本物の茶碗と見紛うばかりの姿だけでなく、何度かは茶を点てていただくことができ、割って味わえば溶けるような味わいの菓子でございます。
粋心、遊び心たっぷりの逸品です。

しかし、作るのは大変です。実際に茶を入れるだけに、強度が必要になってきますね。
材料を練り、粘土で実際の茶碗を作るように形を整えて、天日で干すこと１週間を要し、茶を点てることができる強度まで高めております。
ここで難しいのは、器も食べるので、強度が強ければいいものではありません。
当然職人のなせる技ですね。

この茶碗で抹茶を点ててみると、ほのかに器の甘みが移り、また別な趣がございます。
また同時に、お菓子として器をいただくと、抹茶の風味が器に移り、これまた妙趣のあるお菓子になります。
昨今の訪日観光客の外国の方がみたら、驚くとともに喜ぶ姿が浮かびます。

これが老舗、これがニッポン。

大切にしたい「文化」です。

京阪七条駅　徒歩3分、京阪五条駅　徒歩5分

京都市東山区川端通正面大橋角
Tel：075－561－4019
営業時間：9：00～18：00
定休日：年中無休（1月1・2日を除く）

参照：http://www.kanshundo.co.jp/