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名僧ゆかりの幽玄な秘湯 堂ヶ島温泉
箱根七湯の中で一番の秘湯を誇る温泉です。
古くからの温泉地で、千仭(せんじん)の谷と歌われる早川の谷底の温泉は川音が心地よい静寂の中にあります。
【温泉の歴史】
堂ヶ島温泉の歴史は古く、後醍醐天皇や足利尊氏などが帰依した臨済宗の高僧・夢想疎石(夢窓国師/1275~1351)がこの温泉を開いたと伝えられています。
江戸時代には、箱根七湯の一つして、東海道を往来する旅人の多くが訪れました。
【温泉の特徴】
国道1号線の宮ノ下のバス停から早川の渓谷へ下った所にある堂ヶ島(どうがしま)温泉。
高低差が70mもある急な坂道と石段を降りていくと、眼下に「晴遊閣大和屋ホテル」と「対星館」の2つの宿が見えてきます。
現在、堂ヶ島温泉を使用している宿はこの2軒のみです。(ただし2軒とも休館中)
宿泊客は、それぞれの旅館の自家用ゴンドラとケ-ブルカ-を利用してこの深い谷まで。
箱根十七湯の中でも秘湯と言われる所以は、車が入らない秘境で俗世界と遮断されたようなスポットにあるからなのでありましょう。
都会の喧噪疲れて心身を休めるにはもってこいの温泉郷ですね。
リフレッシュできます。
松本清張作『蒼い描点』の舞台としても有名。
芦ノ湖を源と発する早川渓流の渓谷美ともに野趣あふれる秘湯気分が満喫できることでありましょう。
春夏秋冬、四季を通じて箱根の自然を堪能できる温泉です。
【堂ヶ島温泉の泉質】
泉質
○ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)、
○ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(含芒硝弱食塩泉)など
源泉総数: 5
泉 温: 56~81℃
湧 出 量: 361 l/min
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