伊東四朗 NHK 国民的ドラマ「おしん」

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伊東四朗 NHK 国民的ドラマ「おしん」

四朗ちゃん、電線音頭のベンジャミン伊東はなんで自分がやることになったのか、まだわからないって。
でもね、こう言ってたわ
「”プロデューサー”や”監督”って言う職業の人達は、本当に鋭くて、自分では気が付かない一面を探し出してくれるね。他人のほうが自分のことをわかっていてくれて、自分が一番自分のことがわかっていない。」

って言うことでこの役も、なんで自分が選ばれたのかわからなかったらしいわ。
なんて言っても天下のNHKの朝の連続ドラマよ。

「おしん」

大事な主人公の父親役ですって。おしんの父「作造」。
知らない人もいないでしょうけど、山形の貧しい農家に生まれた少女「おしん」が、明治・大正・昭和の激動の時代に、いろんなつらい事にあいながら女の生き方や、家族のありようを探して必死になって生きる姿を描くドラマよ。
なんでベンジャミン伊東の狂気の沙汰を演じた後に廻ってきたんでしょうね。

伊東四朗48

その昔、映画監督の市川崑さんが、まだ四朗ちゃんが30歳のころ、「私の好きな新進」って推薦してくれたことがあったわね。
1968年のことよ。
「てんぷくトリオの中の一番若くて一番痩せている人。演技開眼したらしく、体とセリフのタイミングが見事。おもしろい。」
大監督がちゃんと見ていてくれたって、四朗ちゃん喜んでいたわ。

だからそれからは、後輩には「誰が見ているかわからないから、絶対に手を抜くなよ。」って言ってるわ。
「お天道さまは見ている」ってことは考えてみると怖い言葉よね。
「人は死ぬまで仕事でも生き方でも手を抜けないよ」ってことなんでしょうね。

でも、「おしん」ってすごい番組だったわね。
1年間の平均の視聴率が52%ですって。
日本中の半分以上が見ていたわけよ。辛抱していればいつか報われる。「幸せなんて人がくれるものじゃない。自分で見つけるものなんだ。」っていうおしんの言葉に、日本中が共感したのね。
それだけじゃないわ。海外でも放映されて、世界82カ国よ。
世界中の人が四朗ちゃんの作造を見たわけね。
だから、海外に行ったときにパスポートを見せると、向こうの担当の人が何か言いたそうなんだって。どっかで見た顔だって。
国際的有名人よね。

このドラマのおかげで、シリアスな役もこなせて、この後いろいろな役の依頼が来て、ドラマに出るようになったのよね。
四朗ちゃん、「おしんは俺のターニングポイントだ」って言ってたわ。

特集:伊東四朗劇場

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