南沙織 南の国から来た少女「シンシア」
- 2015/6/10
- 70年代アイドル
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南沙織 南の国から来た少女「シンシア」
今の若い方には篠山輝信(あきのぶ)のお母さん、と言ったほうがわかりやすいのでしょうか。
写真家、篠山紀信氏の奥さんですね。
南沙織
1971年に「17才」でデビュー。
沖縄が日本に返還される前の年のことでした。
沖縄が異国からの支配を離れて日本へ帰属することが決まったという微妙な時代背景。
見知らぬ南の国から来た浅黒くエキゾチックな顔立ちと長い黒髪。
私達の瞳には星が輝いてしまいました。
今でこそ沖縄出身のアイドルが多数活躍していますが、日本のアイドルの草分け的存在でありました。
愛称は「シンシア」
月の女神、蟹座の守護神の意味を持ちます。これも素敵でした。
彼女、南沙織には多岐にわたるファンが多いことでも知られ、有名人にも根強いファンがいらっしゃいます。
羽仁進、大岡昇平と言った著名人や、泉谷しげる、よしだたくろう、岩崎宏美、泉麻人、やくみつる、他上げればきりがないほどです。
よしだたくろうとかまやつひろしの楽曲「シンシア」は、彼らが南沙織に捧げた曲でございます。
こんな曲が他にあったでしょうか?
デビュー曲「17才」以来、立て続けにヒットを飛ばしていきます。
7年半の芸能活動の中で30近い曲を出しますが、ファンにとってはどれもが思いがこもるものでありましょう。
「17才」2曲目の「潮風のメロディ」・・・・
1曲1曲を聴くたびに同年代の青春の記憶がよみがえりますね。
彼女の歌う曲のほとんどの作曲者は、ドクタードラゴンこと筒美京平氏。
彼の曲あっての南沙織でもあるわけですが、あの頃の曲も歌手も今よりもはるかに力強さがあったように思います。
だからこそのアイドルの時代の象徴として誰もが認めるのでありましょう。
印象の残る曲は数あれど、季節を感じさせる曲と言えばこれ。
「色づく街」ではないでしょうか?
神宮外苑の絵画館前のイチョウ並木が頭に浮かびます。
もう1曲、「アイビールック」「そこらのして歩いた」の歌詞とか、自由奔放な年ごろに、メンズクラブの「街のアイビーリーガース」を見て批評し、自分もアイビー切って、どうだと言わんばかりに確かに表参道なんかを歩いていました。
この曲も当時の情景が浮かぶ1曲です。
(大人の事情でそっくりさんが歌っています)
南沙織
今でもいいと思いますね。
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